新入社員教育で気をつける事は「心をトキメかせる」こと!業務内容から説明したらダメ!
新入社員が入社してきて教育係に任命された方。
困っていますか?人に教えるのが好きだからちょっとウキウキしていますか?
どう教えたらいいか不安でストレスに感じていますか?
新入社員も新入社員の教育も経験してきたのでポイントをお伝えします!
業務内容を新人にインプットさせるには、
- 心をトキメかせる
- この人の話を聞いてみようと思わせる
- 少しだけ業務的な話をしてみる
という手順が最適です。では説明していきます。
あなたの話を新人はそんなに聞いていませんよ。
人に教える時って、バーっと業務的なことを話してしまう人が多いです。
例えば、出社したらまずこれを見て、これをして、誰々さんに〇〇を聞いて、〇〇にこんな感じの書類を提出して、、、っていう流れで仕事をして。
って言われても新人は何も頭に入っていませんし、ちょっとパニックでモチベーションは急降下しています。
そんな業務的な内容の話に新入社員の心はトキメかないのです。
仕事の話を一方的に話されても、新入社員はインプットする心の準備ができていなんです。
業務内容を新人にインプットさせるには、
- 心をトキメかせる
- この人の話を聞いてみようと思わせる
- 少しだけ業務的な話をしてみる
という手順が最適です。
1.まずは新入社員の心をときめかせる
人はモチベーションが高くないと人としての機能が落ちます。
モチベーションの上げ方は「キングダム」という漫画を読むのが一番わかりやすいと個人的には思っています。本当に面白いマンガです。
新入社員の心をときめかせる具体的な話題といえば、
- 休憩の仕方
- 先輩、上司のクセや怒るポイント、喜ぶポイント
- 職場のローカルルール
- 福利厚生関係の話
というような直接業務とは関係のない話です。
業務とは関係ないけれど、新入社員としては知っていて損はしない情報を少しおもしろく伝えてあげる。
「直接仕事には関係ないけれど、」と前置きをしてから話してあげると「この人はフランクに話してくれて話しやすいな」と思ってもらえるかもしれません。
「職場のローカルルール」は絶対教えてあげないと、新入社員がパニックになりますよ。
例えば「朝は9:00出社のはずなのに、みんな8:30にはデスクに座っている」なんてことがあれば新入社員は朝何時に出社したらいいかパニックです。
会社に対してかなりの不信感を感じてしまう人もいるはずです。
そこで教育係りのあなたは、
「朝は一応9:00出社なんだけれど、ローカルルールで8:30には出社するようにしている。意味わからないよねー。
けど慣れてくればコーヒーを飲みながら落ち着いて朝のひと時を過ごせるようになるよ」
なんてクサい事を言ってあげたら、少し新入社員も安心です。
2.この人の話を聞いてみようと思わせる
真面目に教育係りをこなそうと考えてしまう人は、できるだけ効率よく理解しやすいように新入社員に業務を伝えようとします。
もういきなり間違っています。
新入社員が「頑張って業務を覚えよう」と思うように心の準備をさせないと。
「わからない事があればこの人にすぐに聞こう」と思ってもらえるようなポジションに自分を位置づけさせないといけません。
信用できない人の話なんて長時間聞いていられませんし、信用できない人から出された指示は聞こうと思わないですよ。
3.少しだけ業務的な話をしてみる
新入社員が少しでも自分の話を聞いてくれる体制が整ってきたら、少しだけ業務的な話をします。少しだけですよ。
教える側の人が「少しだけ」と思っている事でも新入社員からしたら「普通」な量の業務知識ですから。
ここで少しだけ業務的な話をしてみて、実際に新入社員に業務をさせてみます。
そして新入社員が疑問に思った事があれば質問させて答えてあげる。
疑問に思う→質問させる→教える
というのが一番インプットしやすいです。
ひたすらこの繰り返しで新しい業務を少しずつ教えていきます。
疑問も興味もわかない事って人の頭に入らないですから。
地道に思うかもしれませんが、これが1番近道だと僕は思っています。
今まで何人も教えてきて、何人か潰してしまいながら辿り着いた教え方です。
教え方に悩んでいる教育係りの方は是非試してみて下さい!
さいごに
新入社員が業務に対して「何の興味も疑問も沸かない」人間だったら、その新入社員は戦力にはなりませんし、そのうち辞めてしまうかもしれません。
そんな新入社員はほっておいた方がいいです。
ほっておいて「なにかすることありませんか?」と言ってこないような人間はもうダメなので、時間をかける必要すらないです。
さっさと転職や退職を促した方が、新入社員と教育係りと会社のためです。冷たいかもしれませんが、これも僕の経験してきた出した答えです。
少しでも仕事を覚えようとしている新入社員に対しては
「心をトキメかせて、この人の話を聞いてみようと思わせて、少しだけ業務的な話をしてみる」
という手順を是非実践してみてください。