ハローワークに通っても新しい職場は見つからない。
転職前にハローワークに半年間通いました。
僕は大きい会社を辞める時に、自己都合で退職したので3か月の待機期間の後3か月間失業給付を頂きました。失業給付とはお金のことです。
ハローワークの覚えておかないといけないルールは、「認定日には何があっても行かないといけない」ということです。これだけ守れたらあとはリカバリーし放題です。
ハローワークで何をしていたか。
「月に1度パソコンで求人情報を検索」「認定日に職業相談」を行いに月に2度のペースでハローワークへ通っていました。月に2回通うだけでお金がもらえてしまうんです。
初めてハローワークへ行った時は「変な人がいっぱいいる...」という感想でした。全く清潔感のない格好で来る人、ジャージにキャップを被って来ている人、結構な歳を取っていて本当に職を探しているのかな?という人などで溢れかえっていました。衝撃的でした。
ハローワークでの活動の感想としては、「この施設に通って本当に就職先が見つかる人はいるの?」と感じました。理由としては、下記3点です。
- 職業相談は毎回同じような会話で3分間程で終わる。
- ハローワーク側からお勧めの就職先の提案はない。
- 月に2回来るだけで求職活動と認めて頂ける。
ハローワークはお金をもらいに行く場所になってしまっています。
失業手当(お金)を頂くためにハローワークに通っている人がほとんどで、本当に新たな職を探すには、自力でインターネットや求人雑誌を見て応募するしかないと感じました。
国や県として本気で就業率を上げたいならば、もっと積極的な活動方法を取るべきです。
「職員の人はお勧めの求人を積極的に求職者にお勧めしてもいいんじゃない?」と感じました。パソコンの求人を勝手に見て勝手に応募するだけなら、ハローワークの職員の数はもっと減らすべきです。完全に人件費がかかりすぎています。
僕のように「次の職に就くまで少し休憩しよう」「その間に給付金がもらえるからせっかくだしもらっておこう」くらいの考えでハローワークに通っている人からすると、とても楽に給付金を頂けてありがたいです。けれど本気で職を求め探している人からしたら全然物足りない内容の施設です。
失業者だった僕が偉そうなことを言っていますが。
ハローワークは建前で存在している組織だとしか思えなかったです。失業しなければ知る事のできなかった世界なので、貴重な体験をさせて頂けましたし給付金も頂けたのでありがたい事には違いないのですが、複雑な気分でした。
これから失業してハローワークに通う方は「期待しすぎないように」「頼り過ぎないように」通って頂きたいです。
国はもう少しハローワークという施設を見直した方がいいです。「職はあるのに人が足りない」「有効求人倍率〇%」とよく聞きますが多分間違っています。
本気で職を求めている人のために存在する施設がハローワークであるように、今後組織と制度を全面的に見直す機会がくることを祈っています。
失業保険本当にありがとうございました。もう失業保険をもらわなくていいようにしっかり生きていきます。